概要

北陸物語 冬号 No.87 冬の光に包まれる ぬくもりの北陸へ

新湊内川(射水市)射水市放生津地区に流れる新湊内川は、富山新港から西に約3kmにわたって生活空間を縫うように海へとつながります。川岸の古い町並みから一本入ると、思わぬところに飲食店や商店が。探検気分でレトロかわいい街歩きを楽しめます。cafe uchikawa六角堂(射水市)ふと入ったカフェが、この旅の正解でした築100年の畳屋を改装した、オーガニックコーヒーとサンドイッチの専門店。祭で引き回すひきやま曳山や車が通りやすいようにすみ「角切り」された外観は必見。有機野菜を贅沢に使ったサンドイッチをいただけます。を再び目に焼きつけた美しさは万葉の歌人にも詠まれたそう。富山の絶景向かう手前で『道の駅雨ま晴はらし』でひと息。雨晴海岸の。あなのは地場産ならでは。翌日は、伝統工芸の町・高岡に懐石の繊細さを重ねた料理の数々。魚介も野菜も新鮮4代目ご主人が仕立てるのは、氷見の海の力強さにする。冬の澄んだ空に星が輝きだしたら、夕食の時間。雄大な立山連峰。夕暮れ前の移ろう色彩に、うっとり明治創業のころには渡し船も通ったそう。海越しに老舗旅館をリニューアルした『Hashimotoya』だ。ている。肌をうるおし、海辺のオーベルジュに向かう。ものだとか。保湿効果が高く「美人になる湯」と言われ温泉は、約1500年前の海水が閉じ込められた郷で、立ち寄り湯を楽しむためだ。沿岸に点在するを満たして、電車を乗り継ぎ灘浦海岸へ。氷見温泉古民家カフェを見つけた。名物のサンドイッチでお腹を感じたくて、路地を巡っていると、不思議な外観の水辺と民家が近いことに気がつく。暮らしの息づかいがある。漁船がとまる『新湊内川』のほとりを歩くと、富山県射水市に、「日本のベニス」と呼ばれる場所そして、美湯が待つ氷見の温泉郷へ。素敵な路地をみつけました。ゆらゆらと漁船が浮かぶ内川のほとりで冬の旅のとっておき富山の港町でみつけた潮風を追って・氷見市高岡市・射水市5