概要

北陸物語 冬号 No.87 冬の光に包まれる ぬくもりの北陸へ

幸せを願った。も訪れたという『氣け比ひ神じん宮ぐう』にお参りして、一年の焙じる香りが漂う『中道源蔵茶舗』で一服。松尾芭蕉本の森『ちえなみき』で知的好奇心を満たし、茶葉を敦賀に戻り世”界樹“を空間コンセプトにしたにやさしく包まれる心地がした。さざ波をBGMにゆったりと風呂に入れば、若狭の海ステイ。眼前に若狭湾が広がる部屋で夕日を眺め、穏やかな内海と山々に囲まれた宿『若わか狭さ佳か日じつ』にと温かさを感じた。リュクスな時間を過ごしたくて、人たちや観光客が思い思いに過ごす姿に、まちの歴史施設に再生した”みんなの別邸“では、時を経て地元の目指すは『GOSHOEN』。江戸時代の迎賓館を文化身”代わり猿“に顔がほころぶ。まちを散策がてら感覚を楽しみながら、軒先に吊るされたかわいらしいにパシャリ。当時のまちに迷い込んだような不思議な小浜市の『三丁町』ではべんがら格子の町家を背景などの伝統工芸が今も息づいている。ぐじ」や「若狭ふぐ」などの海産物が知られ、若狭塗として、京の都に海の幸や塩を献上してきた。「若狭小浜市や若狭町などを含む地域。古くから「御み食けつ国くに」若狭を目指して。若狭は福井県の南西部にある冬の福井旅は、北陸新幹線の終着駅「敦賀」から人のぬくもりに心ほどける旅です。静かに光る海と、歴史を醸すまちや北陸新幹線の「敦つる賀が」駅が旅の出発点。福井・若わか狭さへ・小浜市敦賀市・たどって海のまち冬の香りを若狭佳日(小浜市)夜から朝へ、山と海をひとりじめあの小浜市阿納の小さな漁村に佇む『若狭佳日』は、「若狭の自然、よ食、人が重なり合い、紡ぐ、佳き日」というコンセプトのもと、旅館をリノベーションしたホテル。本館と別館、離れの全13室あり、「湯処内外海」からは山と海が溶け合う絶景に出合えます。小浜西組・三丁町(小浜市)べんがら格子のまちを紅色のコーディネートで『小浜西組』は江戸時代に北前船の寄港地として栄えた旧城下町の一角で、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。「三丁町」と呼ばれる茶屋町の狭い路地にはべんがら格子や出格子の家が軒を連ね、当時の風情を今に伝えます。情緒ある街並みとともに、まち歩きや撮影スポットとして人気です。3